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評価-非上場株式

項目

5. 非流動性ディスカウントとコントロール・プレミアム

入力者 山下章太 更新日 20090201

評価方法については、前述の通りですが、取得する株式の種類によって、 「非流動性ディスカウント」と「コントロール・プレミアム」を考慮する必要が発生します。
※ここでの流動性は、後述の市場流動性とは異なるものとして記載しています。

  • 非流動性ディスカウント:

    前述の評価方法での株式評価額は、原則として即時処分できる価格として算定されることとなります。
    このため、処分性に問題がある場合(非上場企業の場合など)は、ディスカウントを行うことによって、 株式価格を評価する必要が発生します。
  • コントロール・プレミアム:

    前述の評価方法での株式評価額は、 @会社の意思決定を自由に行えることを前提とした支配権を保有していることを前提にしているものと、 A会社の支配権を有していない少数株主としての評価を行っている場合とがあります。
    インカム・アプローチやコスト・アプローチは、事業計画の決定や戦略などの意思決定を行うことが行えることを前提 にしている場合や会社の保有資産を処分できることを前提にしている場合ですので、 @支配権を有していることを前提に評価されているケースということができます。
    これに対して、マーケット・アプローチは、 支配権に影響を及ぼさない株数を市場で取引する際の価格を基に算出されますので、 A支配権を有していないことを前提に評価されているケースということができます。

インカム・アプローチとコスト・アプローチの補正

インカム・アプローチで算定した株式価値は、 支配権を有しており自由に株式の売却が可能な状態(上場株式)であることを前提としています。
また、コスト・アプローチで算出した時価純資産額法などは、 会社を清算することができる支配権を有していることを前提としています。

支配権が無く、流動性が無い株式を求める場合を例に採ると、 支配権によるプレミアム(コントロール・プレミアム)を30%とし、 流動性によるディスカウントを30%として採用することで、以下のように算定していきます。

流動性と支配権の調整

マーケット・アプローチの補正

マーケット・アプローチで算定した株式価値は、流動性を有しているものの支配権が無い状態であることを前提としています。

支配権があり、流動性が無い株式の評価を行う場合を例に採ると、 支配権によるプレミアム(コントロール・プレミアム)を30%とし、 流動性によるディスカウントを30%とした場合、以下のようにして株式価値を算定することになります。

流動性と支配権の調整

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