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2. 不動産登記簿謄本における抵当権と根抵当権

入力者 山下章太 更新日 20110512

不動産登記簿謄本における抵当権と根抵当権

不動産担保に一般的に利用されている抵当権には、「普通抵当権」と「根抵当権」があります。

「普通抵当権」は、特定の債権の担保として用いられる担保設定方式であり、『平成XX年X月X日付金銭消費貸借契約に基づく担保』というように、 個別債権と紐付けが行われるタイプです。個別の貸付契約に紐付けになった担保権ですので、担保設定の対象となった貸付以外の担保にはできません。

例えば、下図は抵当権が設定された登記簿謄本のサンプルですが、個別の融資契約によって設定されていますので、債権額や利息などが明記され、 抵当権の対象となっている取引が限定されています。

抵当権が設定された登記簿謄本のサンプル

登記簿謄本_抵当権

一方「根抵当権」は、運転資金融資を行っている場合や手形融資を行っている場合など、 融資取引が日常的に発生するようなケースを想定した担保設定方法で、『金額XXまでの金銭消費貸借契約に基づく担保』というような設定の仕方になります。

個別の貸付契約に紐付けになっていない担保権ですので、担保設定した際に存在しない貸付金でも回収可能となります。

下図は、根抵当権が設定された場合の登記簿謄本のサンプルですが、極度額として担保設定される金額の上限は定めているものの、 債権の範囲として記載した取引については、全て担保として有効です。例えば、貸付だけではなく、債権の範囲に手形取引とすれば、 手形取引による保全も可能となります。

根抵当権が設定された登記簿謄本のサンプル

登記簿謄本_根抵当権

このように、「根抵当権」であれば、担保不動産と個別貸付金の関係をいちいち気にしなくてもいいのですが、「普通抵当権」の場合は、 個別の貸付金と担保不動産の関係を気にしながら融資を行う必要があります。




ご参考情報

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【書籍情報】
書籍名:金融マンのための不動産ファイナンス講座
著者:山下章太
出版社:中央経済社
発行日:2011年3月25日
税込価格:3,150円
A5判/300頁
ISBN978-4-502-68490-6

内容(「BOOK」データベースより)
不動産をファイナンスとして利用するための基礎知識や、担保価値を把握するための手法、不動産を利用したファイナンスに関するさまざまな特徴を、難解な部分を極力排除したうえで、事例を交えながら解説。

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金融マンのための不動産ファイナンス講座

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