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大区分

会計・税務

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企業会計

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J-SOX

項目

運用テストにおける必要サンプル数

入力者 山下章太 更新日 20080209

日本公認会計士協会『財務報告に係る内部統制の監査に関する実務上の取扱い』によれば、 J-SOX対応の際の運用テストの実施にあたって、下記のように記載されています。

統計的サンプリングにおいては、母集団の誤謬率についての結論を出すためのサ ンプリングとして、属性サンプリングが用いられる。つまり、金額ではなく、特定 の属性の有無を判定することになるため、結果は率(%)で表される。

内部統制監査の実施基準4.(2)@ロ.aに例示されている25件のサンプル数は、 許容誤謬率が9%、サンプリングリスクが10%(信頼度が90%)、予想誤謬率が0%であるならば・・・、

サンプリング件数の例示として、 『AICPA:Audit and Accounting Guide . AUDIT SAMPLING』の記載を掲載されています。

AICPAのサンプリング手法は、実際に計算を行って確認を行うと、 『財務報告に係る内部統制の評価及び監査に関する実施基準』が記載しているような、 正規分布を仮定しているのではなく、ベルヌーイ分布を仮定していると推測されます。

数学的には、ベルヌーイ分布は、確率pで1を、確率q=1-pで0をとる、離散確率分布となります。

内部統制の検証を前提として考えると、テスト結果が”正しい”確率がpとすると、”正しくない=エラー”確率はq=1-pとなります。

このベルヌーイ分布を前提に、母集団の中から抽出するサンプルの個数をN、エラー発生率がqであったとすると、 n個のエラーが発生する確率は以下のようになります。

上記のように許容誤謬率を9%、サンプリングリスク10%として、エラー発生件数ごとに、 AICPAの検証水準を満たす運用テストの必要件数は、下記のようになります。

エラー件数ごとの運用テストでの必要サンプル数
エラー発生件数 必要サンプル数
0件 25件
1件 42件
2件 58件
3件 73件
4件 87件
5件 101件
6件 115件
7件 129件
8件 142件
9件 156件
10件 169件


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