概要
SQL とは Structured Query Language(構造化問合せ言語) のことで、 データベースの定義や操作などを実現するためのデータベース言語の一つです。
SQLはいろんなデータベースで利用できる言語で他の言語に比べてかなり簡単です。 ここでは、データ抽出に必要なSELECT文のみ紹介しますが、主な構文は以下の通りです。
構文 | 説明 |
---|---|
SELECT | 取得したいデータ・フィールドの名称を書く部分 |
FROM | 取得元のテーブルを記載する部分 |
WHERE | 抽出条件を付けたい場合に、入力する箇所 |
ORDER BY | 並び替えを行いたいフィールド名を入力する箇所 |
実際にSQLを使ってみましょう。 例えば、下表のような『名簿』というテーブルある場合
# | 名前 | 出身地 |
---|---|---|
1 | 鈴木 | 東京 |
2 | 佐藤 | 東京 |
3 | 田中 | 大阪 |
4 | 山本 | 名古屋 |
例1: 全て表示する場合
SELECT #, 名前, 出身地
FROM 名簿
又はFROM 名簿
SELECT *
FROM 名簿
FROM 名簿
これだけでOKです。利用するソフトによって多少違ってきますが、ほとんどはこんな感じになります。 このSQLの意味は、「名簿」というテーブルから、フィールド「#」,「名前」,「出身地」を表示するという意味です。 ちなみに実行結果は、もともとのテーブルと同じです。
実行結果は、こうなります。# | 名前 | 出身地 |
---|---|---|
1 | 鈴木 | 東京 |
2 | 佐藤 | 東京 |
3 | 田中 | 大阪 |
4 | 山本 | 名古屋 |
例2: 東京出身者の名前のみを表示する
SELECT 名前
FROM 名簿
WHERE 出身地='東京'
FROM 名簿
WHERE 出身地='東京'
今度は、WHEREを使ってSQLを記載しています。
これは、「名簿」というテーブルから「出身地」が '東京' の人を抽出し、その人の「名前」を表示するということです。
実行結果は、こうなります。
名前 |
---|
鈴木 |
佐藤 |

