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12. ノンリコースローン

入力者 山下章太 更新日 20090724

金融機関が貸付を行う場合、貸付債権の返済原資は借入人のすべての財産ですが(リコースローン、遡及型融資)、 貸付債権の引当財産を一定の財産(責任財産)に限定し、借入人の他の事業や財産からの回収を制限または禁止するノンリコースローン (非遡及型融資)と呼ばれる形態があります。ノンリコースローンは、流動化、買収ファイナンス、プロジェクト・ファイナンス、 アセット・ファイナンス等のさまざまな場面において活用されています。

貸付債権の返済原資を責任財産に限定することで、借入人としては他の事業や財産に影響を及ぼすことなく借入を実現でき、 貸付人としては責任財産を構成する財産の収益力やその他の経済価値に主に着目して与信条件を決定することとなります。

ノンリコースローンにおいては、借入人の他の事業や財産からの回収が認められないことから、責任財産に対する優先権を確保することが 重要となります。そのため、多くの場合において、主な責任財産には担保権を設定することになります。

責任財産限定特約

ノンリコースローンにおける特有の規定の中で根幹をなすのが責任財産限定特約です。責任財産限定特約とは、 債権者と債務者との間であらかじめ債務者が有する財産のうち、一定の財産(責任財産)に限って強制執行をすることができると取り決めを することをいいます。契約においては、以下のような規定がなされることが一般的です。

  1. 借入人による本契約に基づく債務の支払は、責任財産のみを返済原資として行われ、借入人の有する他の資産には及ばない。
  1. 貸付人は、責任財産以外の資産に対して強制執行および保全処分を行わないものとし、責任財産以外に対する強制執行および 保全命令を申し立てる権利を放棄する。
  1. 責任財産がすべて換価・処分しても未払の債権が残る場合には、貸付人は、当該未払額に相当する債権を放棄したものとみなす。


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