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2. 飲食業の会計処理に関する特徴

入力者 山下章太 更新日 20090725

飲食業の特徴は、設備資金が大きく、売上の季節変動要因が大きい点が上げられます。

飲食業の財務内容

外食で特に多いのが、FC店舗ですが、FCはフランチャイズ(Franchise)契約によって、
他の成功している店舗の商号・業態・ノウハウを提供してもらい、外食事業を行う場合をいいます。
すかいらーく、吉野家、マクドナルド、牛角、スターバクス、ミスタードーナツ等は言わずもがなですが、
他の成功している店舗の商号・業態・ノウハウを提供してもらい、外食事業を行うことができます

今回はフランチャイジー(加盟店)となった場合の財務内容をみてゆきたいと思います。

飲食業は設備投資先行型のビジネスモデルである点も特徴と言えると思います。
例えば出店における初期投資と費用の見通しは図表Z-1,Z-2のようになっていたとします。

【図表Z-1:店舗のコスト内訳】

【図表Z-2:店舗の開店コスト内訳】

飲食ビルに入居する場合は、保証金が1年分以上は掛かってきますが、
内装費用や厨房機器の費用もかなりの金額になります。

実際、FC契約で飲食業を始めた場合は、内装工事の施工や厨房機器も同時にセット提供されているため、 それなりの金額が初期費用として発生してしまいます

店舗が月別にどのような損益になっていたかということを表したのが、図表Z-3になります。

【図表Z-3:月別損益】

少し大袈裟な例ですが、年間の売上の半分以上を11月〜1月のシーズンで稼いでいます。
特に居酒屋業態では珍しくないことなのですが、忘年会や新年会シーズンには連日の満席で繁盛するのですが、
それ以外のシーズンは損益がトントンだったりします。

家賃の支払、借入金の返済、リース支払などが毎月のように発生しているにも関わらず、
年間のキャッシュ・フローを年末年始の3カ月で確保しなければなりませんので、大変です。

駅前立地なのか、オフィス街なのか、郊外型ショッピングセンターに入っているのかなどによって売上も大きく異なってきます。
典型的に違うのが、オフィス街の飲食店舗と郊外型ショッピングセンターの店舗です。
オフィス街は、平日には人がたくさんいますが、休日はまったく人がいません。
逆に、ショッピングセンターでは、平日はまったく人がいないのに、休日には大勢の人が訪れます。

このような違いから、オフィス街の店舗は平日5日間の営業で利益を確保しないといけないのに対して、
郊外ショッピングセンターの店舗は休日の2日間の営業で利益を確保しなければなりません。

飲食業は、「水商売 」と言われるように、店舗出店時の初期コストをどれだけ賄えるかという点においては、
売上が安定していないため、非常に判断が難しい業種といえます。



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