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会計処理

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5. 輸入・輸出業者の会計処理に関する特徴

入力者 山下章太 更新日 20090727

輸入・輸出を行う会社は、必ず為替リスクを有しています。
急激な円高や円安が発生した際には、販売がいくら順調であったとしても、資金繰りが急激に悪化します。
ここでは、輸入・輸出を行う会社の財務面での特徴を説明します。
例として、海外から商品を仕入れて日本国内で販売している会社をサンプルに見ていきましょう。

輸出・輸入業の財務内容

輸入業(貿易商)のB/S、P/Lは図表Xのようになっていました

【貸借対照表】

【損益計算賞】

P/Lには少し見慣れない勘定科目が登場しています。「為替差損」です。
輸入業は、商品を海外から仕入れますが、代金の支払は現地通貨建てになりますので、為替レートの変動の影響を受けることになります。
海外旅行に行くときには、円高になればと思ったりしますが、商売では為替レートの急激な変動は命取りになります。

図表Xは、過去30年間の米ドル・日本円の為替レートの変動を示していますが、かなり動きがあることが分かります。

*出所:Bloombergより株式会社yenbridge(エンブリッジ)が作成*

B/Sに計上されている買掛金は5億円ですが、全て米ドル建てだったとします。
1ドル=100円の時に、仕入を行いましたが、代金決済時に、1ドル=110円に変動したとします。
そうすると、5億円の買掛金が為替レートの変動で5億5千万円に増えてしまうのです。

為替差損は、為替レートの変動によって被った損失の金額をP/Lに表示するものですが、
1ドル=100円から1ドル=110円の円安によって5千万円の為替差損が発生することになります。
仕入れた時は5億円だったとしても、海外向けの買掛金は為替レートの変動リスクがありますので、
実際に決済が完了するまでいくらの仕入資金が必要なのか分かりません。売掛金に関しても同様のことが言えます。



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