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5. 何をヘッジするか?

入力者 山下章太 更新日 20091231

Eトレーディングの外貨建債権・債務(この場合は、売掛金と買掛金)が、以下のようになっていたとします。

勘定科目 通貨 外貨額 円貨額
売掛金 米ドル 5百万ドル 500百万円
買掛金 米ドル 3百万ドル 300百万円

Eトレーディングは5百万ドルの外貨建債権と3百万ドルの外貨建債務を有しています。
1米ドル=100円だったとした場合、外貨建債権は500百万円、外貨建債務は300百万円ですが、この金額は為替レートと共に変動していきます。
Eトレーディングの場合は、5百万ドルを受け取ることができる代わりに、3百万ドルの支払を行わなければなりませんが、
支払額の3百万ドルは受取額の一部から支払えば良いため、実際のところ、為替リスクはありません。
この場合の外貨建債権債務の差額を「エクスポージャー」といいますが、リスクにさらされている金額という意味です。
Eトレーディングの場合は、下記の図表Xのように、外貨建債権債務に関するエクスポージャーを有しています。



勘定科目  通貨  外貨額  
売掛金  米ドル  5百万ドル  A
買掛金  米ドル  −3百万ドル  B
エクスポージャー  米ドル  2百万ドル  A-B


これを為替レートの変動に応じて記載すると、図表Xのようになります。
為替レートが100円の場合、受取額は500百万円、支払額は300百万円ですので、差額(純受取額)は200百万円になります。
これが、為替レートが80円に変化した場合、受取額は400百万円、支払額は240百万円ですので、差額(純受取額)は160百万円になります。
為替レートが100円から80円に変化した場合の、Eトレーディングの受取額の変動は、マイナス40百万円(200百万円−160百万円)ですが、
この金額は、債権債務の米ドル建差額(エクスポージャー)と為替レート変化から算定した金額、
2百ドル(米ドル建債権債務の差額)×20円(為替レート)=40百万円と同じです。


何をヘッジするか


外貨建ての債権・債務を管理する時は、通貨ごとに各債権・債務をネット(純額)で考えていきます。いくらの債権債務が為替リスクを有しているかを計算して、 その金額に対して対応策を考えていく必要があります。
為替リスクのヘッジ手段(リスクを回避する方法)の代表的な手法は、為替予約です。
為替予約は、将来の為替レートを予め予約してしまう取引ですが、為替リスクをヘッジする方法として一般的に利用されています。



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