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為替予約

項目

7. 為替予約の会計処理

入力者 山下章太 更新日 20091231

経過的に認められているヘッジ会計の方法がいくつかありますので紹介します。
その1つが為替予約の際の振当処理です。
振当処理は、日本独自の会計処理方法ですが、為替予約を行った時に、直物レートと先物レートの差額をそれぞれ異なる方法によって会計処理するものです。
振当処理では、購入時の為替スポットレートと為替予約時の為替スポットレートの差を「直直差額」といいます。
為替予約時の為替スポットレートと為替予約レート(先物レート)の差を「直先差額」といいます。

処理方法   内容
直直差額   為替予約によって決済額が固まったことによって、
  これまでの為替レート変動を清算して、
  その時点で損益を認識する方法。
直先差額   為替予約時から決済時まで為替予約レートで固定されているので、
  為替予約時の為替レートと為替予約レートの差額は、
  為替予約に掛かったコストとして考えられる。
  このため、「直先差額」は為替予約の開始時から
  終了時まで期間按分して損益を認識する方法。



<事例による解説:振当処理>
1月31日、外国から商品を輸入しているEトレーディングが、米国の会社から1百万ドルの商品を購入しました(購入時為替レート:95円/米ドル)。
代金決済は、3ヵ月後の4月30日です。財務担当のa部長は、決算期に向けて、日本の銀行の不良債権処理が進むと考えていて、
円安が進行するのではないかと思っています。
a部長は、購入から2月28日になった時に、自分の予想が的中することを恐れて、為替レートが100円/米ドルになり、
為替予約を98円/米ドルで行いました。


【Eトレーディングの為替予約】
日付  内容  為替レート  レート種類
1月31日  購入時  95  直物レート
2月28日  為替予約時  100  直物レート
4月30日  決済時  98  先物レート


為替予約の会計処理


直直差額5円(損失5円)、直先差額2円(利益2円)の会計処理

【会計処理】
為替予約の会計処理



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