YENLAND TIME :  

 Top >  Library  |  印刷する印刷ページ       はてなブックマークに追加 このページを Google Bookmarks に追加 RSS

大区分

会計・税務

中区分

企業会計

小区分

国際会計基準(IFRS)

項目

7. 「収益費用アプローチ」と「資産負債アプローチ」

入力者 山下章太 更新日 20100603


「収益費用アプローチ」と「資産負債アプローチ」

利益をどのように求めるかという考え方には、「収益費用アプローチ」と「資産負債アプローチ」の2つがある。

「収益費用アプローチ」

  • 日本で伝統的に重視されてきた考え方。(日本基準はP/L重視)
  • 「利益=収益−費用」(一定期間の実現した収益から、それに対応する費用を差し引いて、期間損益(純利益)を算出。)
  • 利益を経営の効率化の尺度と捉える。
  • B/Sの純資産の部に計上されている「評価差額」に計上された項目を利益とする。
    例)「その他有価証券評価差額金」の額が期首から当期末の間にどれだけ変動しても、該当する有価証券を売却するまで実現損益としてP/Lに計上されることはない。

「資産負債アプローチ」

  • IFRSで重視されてきた考え方。(IFRS基準はB/S重視)
  • 「利益=期末純資産−期首純資産」(資産・負債の増減の認識から出発し、交換取引と資本取引を除いた部分を損益(包括利益)とする発想である。)
  • 利益を正味資産の増分額と捉える。
  • B/Sの純資産の部に計上されている「評価差額」に計上された項目を利益としない。
    例)未実現の損益は資本の部「累積その他の包括利益」として計上し、その当期の増減額を包括利益計算書上「その他の包括利益」として包括利益に含めることになる。(その他の包括利益+当期利益=包括利益)
収益費用アプローチ 資産負債アプローチ
利益の算定方法 収益−費用 期末純資産−期首純資産
重視する利益 純利益 包括利益
重視する財務諸表 損益計算書(包括利益計算書) 貸借対照表(財政状態計算書)
最優先課題 適切な期間損益計算 資産性のある資産、負債性のある負債の計上
資産の測定 所得原価による測定 公正価値による測定


   はてなブックマークに追加 このページを Google Bookmarks に追加 RSS