不動産ファイナンスにおける財務諸表
ファイナンスを理解するうえでは、財務諸表の基本的な理解が必ず必要になります。
もっというと、ファイナンスは、基本的に貸借対照表(B/S)を基準に考えていきます。
資金調達を貸借対照表(B/S)に着目して考えると、大まかに言うと、次の2種類しかありません。
@B/Sの右側を増やす ⇒ 借入・増資
AB/Sの左側を減らす ⇒ 売却 ≒ 流動化・証券化
会社が作成する会社法上の決算書は、貸借対照表(Balance Sheet: B/S)、損益計算書(Profit and Loss Statement: P/L)、 株主資本等変動計算書、個別注記表ですが、財務内容を分析するために重要なものはキャッシュ・フロー計算書(Cash Flows Statement: C/F計算書)です。
ただし、C/F計算書は、上場企業でもない限り、作成する必要がないため、B/SやP/Lの動きからC/F計算書への影響を把握しな ければなりません。
ご参考情報
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【書籍情報】
書籍名:金融マンのための不動産ファイナンス講座
著者:山下章太
出版社:中央経済社
発行日:2011年3月25日
税込価格:3,150円
A5判/300頁
ISBN978-4-502-68490-6
内容(「BOOK」データベースより)
不動産をファイナンスとして利用するための基礎知識や、担保価値を把握するための手法、不動産を利用したファイナンスに関するさまざまな特徴を、難解な部分を極力排除したうえで、事例を交えながら解説。
出版社リンクページ:
『金融マンのための不動産ファイナンス講座』
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