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投資不動産の評価に関する事項

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9. 取引事例比較法による評価

入力者 山下章太 更新日 20110522

取引事例比較法による評価

不動産評価の代表的な評価手法である、取引事例比較法による評価方法を説明します。

この方法は、類似の不動産取引事例を基に不動産評価を行う方法ですが、近隣に取引事例が存在する場合には、 比較的客観性が高いものとして採用される方法です。

鑑定評価基準では、取引事例比較法は、まず多数の取引事例を収集して適切な事例の選択を行い、 これらに係る取引価格に必要に応じて事情補正及び時点修正を行い、かつ、 地域要因の比較及び個別的要因の比較を行って求められた価格を比較考量し、これによって対象不動産の試算価格を求める手法である (この手法による試算価格を比準価格という。)(不動産鑑定評価基準第7章 第1節 V 取引事例比較法)と記載されています。

先ほど、原価法における土地価格は、取引事例比較法を利用していると記載しました。

取引事例比較法は、土地、マンションなどの評価に利用されますが、建物及びその敷地を評価する場合は、あまり利用されることがありません。
理由は、完全に同様の取引事例などは存在しないため、建物の階数、築年数などが全く異なる不動産売買事例を基にして、 対象不動産の価格を算定しようとしても、合理的な補正を行うことが困難なためです。

取引事例比較法は、比較的入手しやすい取引価格という客観的な価格を利用する方法ではありますが、 画一化されていない建物を評価する場合は、利用するのが困難です。

よって、実際に取引事例比較法が採用されているのは、土地やマンションくらいだと思ってください。




ご参考情報

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【書籍情報】
書籍名:金融マンのための不動産ファイナンス講座
著者:山下章太
出版社:中央経済社
発行日:2011年3月25日
税込価格:3,150円
A5判/300頁
ISBN978-4-502-68490-6

内容(「BOOK」データベースより)
不動産をファイナンスとして利用するための基礎知識や、担保価値を把握するための手法、不動産を利用したファイナンスに関するさまざまな特徴を、難解な部分を極力排除したうえで、事例を交えながら解説。

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