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レバレッジド・バイ・アウト(LBO)/マネジメント・バイ・アウト(MBO)

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6. シニア・ローンのファシリティについて

入力者 山下章太 更新日 20071012

シニア・ローンが数種類に分かれている場合があり、それぞれをファシリティ(Facility)とよぶ場合があります。

主なファシリティは、ターム・ローンとリボルバー(リボルビング・クレジット)があり、 場合によってはブリッジ・ローンを組み合わせる場合があります。

ターム・ローン(Term Loan)

「ターム・ローン」は、元利金返済スケジュールが決定している長期ローンです。 特に買収ファイナンスの場合は、借入人は初回の1回のみ借り入れることが可能となります。
通常のターム・ローンは、全額を決まった借入日に実行することになりますが、 株式を数回に分けて取得をする場合には、一定金額を上限として貸出実行期間を定めて、 数回に分けて貸出を実行する「コミットメント型ターム・ローン」というものもあります。

リボルバー(Revolver)

買収ファイナンスでは、原則として買収完了後の追加借入を禁止するケースが多く、 営業活動に必要となる運転資金が不足するケースが想定されます。 この点を回避するために、リボルバー(運転資金枠)を設定します。
すなわち、「リボルバー」とは、通常の借入でいう運転資金融資で、 買収ファイナンスでは特に一定期間(数年間)の融資枠を設定し、その枠内で何度でも実行可能としています。
前述の「コミットメント型タームローン」との違いは、 「コミットメント型タームローン」は融資枠は実行した合計金額で計算されるため、 一旦融資額の合計額が融資枠に達した場合は、借入残高が仮に減少したとしても追加実行することは出来ないことが挙げられます。
リボルバーは、借入残高が減少すれば何度でも融資枠まで借入れることができます。

ブリッジ・ローン

「ブリッジ・ローン」は、つなぎ融資です。
買収ファイナンスの返済原資は、買収対象会社が生み出すキャッシュ・フローですが、 「ブリッジ・ローン」の返済原資は、買収対象会社の手許現預金などです。
株式の価格は、事業価値(EV)に余剰資産を加算する必要があるため (詳細は、こちらをご覧下さい)、 手許現預金が厚い会社を買収する場合には、事業価値以外に多額の資金が必要になる場合があります。
このような場合に、株式を購入するために一時的に「ブリッジ・ローン」で買収資金を賄い、 買収完了後(SPCと買収対象会社の合併後)に返済を行うことがしばしば行われています。



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