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シンジケートローン

項目

1. シンジケートローンとは

入力者 山下章太 更新日 20071015

「シンジケートローン」とは協調融資と日本語訳される場合が多くみられますが、 日本では比較的新しい融資の形態です。

欧米では古くから用いられてきた融資形態ですが、日本では1997年には残高がゼロであったと報道されていますので、 ここ10年くらいで急速に発達した融資の形態であるといえます。 日本でシンジケートローンが行われいなかった理由に関しては、 「2.コミットメントライン契約とは」をご覧下さい。

一般に「シンジケートローン」とは、複数の金融機関が一つのグループとなって単一の契約書のもとに借入人に対して行う 貸付のことをいいます(参考:きんざい『シンジケートローンの実務』)。

日本では、シンジケートローンと貸付債権のセカンダリー市場に関して、 2001年1月に日本ローン債権市場協会(通称「JSLA」)が設立され、 標準契約書の作成などの整備がなされています。
ちなみに、「JSLA」は「ジャスラ」と呼ばれています。

シンジケートローンを行うメリットは、以下の通りです。

貸付人サイド
  • 複数の金融機関と協調融資を行うことができるため、クレジットリスクを分散できる
  • 面倒な担保管理等の管理をエージェントに任せることができる
借入人サイド
  • 融資条件をアレンジャーのみと交渉することで、多額の資金調達を行うことができる
  • 弁済等もエージェント口座に対して行えばよいため、複数の金融機関に個別対応する必要がない

シンジケートローンは、欧米の金融スタイルからきているものですのでで、従来の日本の貸付にはない言葉や概念があります。 例を挙げれば以下のようなものです。

  • コミットメントライン契約
  • タームローン方式、リボルビング方式
  • アンダーライト方式、ベストエフォート方式
  • アレンジャー
  • アレンジメント・フィー、コミットメント・フィー、ファシリティ・フィー
  • エージェント(ファシリティエージェント、ペイイングエージェント、セキュリティエージェント)
  • エージェント口座、シンジケート口座
  • 多数貸付人
  • 貸付実行の前提条件(Conditions Precedent:CP)
  • 表明保障(Representations & Warranties)
  • 誓約事項(Covenants:コベナンツ)
  • 債権譲渡、地位譲渡

シンジケートローンの組成の手順

シンジケートローンの組成の手順は以下のようになりますが、これらについては、次回以降で説明していきます。

  1. シンジケート団組成条件の提示
  2. 条件交渉
  3. マンデート・レターの取得
  4. インフォメーションメモランダム・タームシートの作成
  5. 金融機関への配布
  6. シンジケート団の組成
  7. 金融機関の参加表明
  8. 具体的融資条件の交渉
  9. ドキュメンテーション作業
  10. 調印
2. コミットメントライン契約とは



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