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シンジケートローン

項目

5. 多数貸付人とは

入力者 山下章太 更新日 20071017

シンジケートローンにおいては、各貸付人は借入人と個別の金銭消費貸借契約を締結するという位置付けになっていますが、 各貸付人が個別に借入人に対して請求を行ったりすれば、「窓口の一元化」や「契約内容の統一化」と いうシンジケートローンのメリットが損なわれることになってしまいます。

融資期間中は、様々な意思決定や判断(承諾)を貸付人が行わなければならないケースが存在しますが、 シンジケートローンにおいては、その特性を考慮し、 「多数貸付人」の意思結集よって判断(承諾)を行うという方法が用いられています。 ただし、各貸付人が個別に判断しなければならない事項も存在しますので、 この場合は「多数貸付人」の承諾ではなく、 「貸付人」の承諾と契約上規定されることになります。

統一的な取扱いを行う(「多数貸付人」の意思結集が行われる)ケースは以下のようなものがあります。

  • 請求喪失事由に基づく期限の利益喪失の可否
  • 貸付不能事由の有無の判断
  • エージェントの選任・解任
  • 期限前弁済の可否
  • 契約条件の変更
  • コベナンツ解除の承認

ここで、「多数貸付人」という名称が出てきましたが、「多数」が何を意味しているかという点は、 解釈によって違いますので、通常は契約書上で定義されることになります。

  • 過半数
  • 3分の2以上

また、何の割合で判断するかということについては、一般的には以下のように扱われることになると思います。

  • タームローン方式の場合
    「各貸付人」の「貸付の割合」を基準に一定の割合を超える単独又は複数の貸付人
  • リボルビング方式の場合
    「各貸付人」の「貸付(貸付限度額)の割合」を基準に一定の割合を超える単独又は複数の貸付人


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