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シンジケートローン

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7. タームローン方式とリボルビング方式

入力者 山下章太 更新日 20071019

「タームローン方式」と「リボルビング方式」という区別は、 前回説明したコミットメントライン方式かどうか とは別の切り口でのシンジケートローンの分け方です。

タームローン方式

「タームローン」とはユーロ市場で用いられていた用語で、「期間貸付」と直訳されている書籍もあります。 一般的な貸付だと思ってください。

ただし、日本の伝統的な貸付契約は「金銭消費貸借契約」という片務形式(貸付人がお金を出すだけ)であるに対し、 タームローンは、「Conditions Precedent(貸出実行の前提条件)」を満たしてはじめて借主は金銭交付を受けることができるという、 双務契約(借入人が約束を守って、はじめて貸付人がお金を出す)という違いがあります。

シンジケートローンでは、債権譲渡等を前提にしていることや、参加金融機関が銀行だけではないことから、 統一的に貸付の契約を作成することが必要となりますので、タームローン方式が多く採用されています。

タームローン方式には、コミットメントライン方式で分割実行できるものもありますが、リボルビング方式とは異なり、 弁済された資金については再度借入を行うことは出来ません。

リボルビング方式

「リボルビング」とは「回転」という意味ですので、契約期間内に何度でも回転(借入・返済)ができるという方式の契約形態です。 こちらは、コミットメントライン契約が前提となりますが、主に運転資金需要に応えるために、利用されていると思います。

通常貸付にける短期運転資金融資に近い形態が、シンジケートローンにおいては「リボルバー」と呼ばれていると理解しても、 それほど間違いではありません。

タームローンは、一定の資金枠を設定したとしても、返済した場合の借入枠は復活しませんので、繰返し借入・返済を行う場合には、 契約形態をリボルビング方式にしておく必要があります。



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